雑味をそぎ落とした、そば本来の甘み
そばといえば星(黒い粒)が散った灰色をイメージする人が多いと思います。しかし星や濃い灰色の正体は、本来食べない"そば殻"です。
倉科製粉所の高級そば粉「あずみ野」「スーパーあずみ野」は、そば殻からきれいに実を分離することで、蕎麦本来の風味と甘みを最大限に感じて頂けるそば粉です。
美しい白いそばは、そばの実本来の優しい風味が感じられる一品です。
そば殻の雑味を一旦取り除くことで、アレンジやブレンドもしやすく、初心者の方でも打ちやすい、当店人気の商品です。
そば玄人の皆様には、ぜひ一度スーパーあずみ野、あずみ野のみで打つ体験をしていただきたい、自慢のそば粉です。
石臼挽きならではのしっとりとした打ちやすいそば粉です。
さらに「スーパーあずみ野」は玄そばの脱皮時にそばの実の形状のままそば殻がとれた、丸抜きのむき実のみを使用しています。
スーパーあずみ野は約100kgの玄そばから50kgしか摂れない、そば粉の粋を極めた最高級そば粉です。
継承される130年の"目利"
あずみ野、スーパーあずみ野は全国から弊社が吟味した、国産原料100%のそば粉です。
祖父から父へ、そして息子へと受け継がれる、目利の技術。社内にそば打ち部屋を設け、そこでお客様と同じように実際に打ってみるところから選定が始まります。
何代にもわたり共に切磋琢磨してきた、農家さんとの信頼があります。
明治23年から親子何代にもわたり、理想を求めて玄そばの選定、製粉技術の向上を求めたのがこのそば粉です。
その味わいはまるで、雪解けの甘みを感じる混じりけのないクリーンな安曇野の源流。
そば粉の奥に感じる甘さは湧き水のようにあふれ、そば本来のうまみをかみしめることができます。
美しい安曇野の源流のような透き通る味わい
高い技術が叶える混じりけのない"本物のそば粉"
石臼を一周する間に全てを挽ききる「石臼一回転挽き」で仕上げています。
これは頻繁に石臼の目を繊細に調整する必要があり、全国の粉屋でも、できる製粉所は限られています。
今、生産効率が良い機械挽き(ロール挽き)に押され、石臼挽きの技術は衰退しつつあります。弊社では工場内の石臼挽きの機械を特注で仕上げて頂き、社内の伝統技術として石臼の目地の調整を継承しています。
石臼の目立てを自分たちで行うからこそできる、伝統の挽き方です。
石臼挽きは、ゆっくり長時間かけて製粉するため熱が出にくく、玄そばが本来持っている味や香りを損ないません。
「本物のそば」を求めた結果、伝統的な石臼挽きを続けております。
さらに「石臼一回転挽き」は一回転のうちに挽き切ることから玄そばの風味が飛びにくく、よりフレッシュな味わいを楽しめます。
"道具が命"なのがそば粉精製の現場です。
そのため挽きたてにこだわり、製粉したての良い状態のそば粉をお届けできるよう、挽きたてのそば粉をお届けする生産体制の充実を図っています。
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技術の高さの証明
多くの製粉所ではそば殻は廃棄されています。
しかし倉科製粉所のそば殻は、汚れも損傷も少なくきれいに実と分離されていることから、買取をしていただき、そば殻枕等の原料となっております。
そばの実を丸抜きするむき実の技術の高さゆえ、このようなお話を頂けています。
保管・乾燥状況の管理、脱穀機の絶妙な調整でそば殻をできるだけ挽き込まない、雑味のないそば粉生産が可能になっています。